- 2014-6-4
- 俺の中で話題
6月1日に京都文教大学の縄田健悟氏が『血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――』と題して書かれた論文が公開された。
血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――
論文によると、今までの研究でも『血液型』と『性格』にはほとんど関連性がないという結果がでていたそうだが、統計的検定の分析では無関係であるということは結論付けることができないらしい。そこで論文では、大規模な標本を使うことで、血液型同士で関連性の差が少なく関連性がないことを示すことにしたそうだ。
本研究は,これらの知見の頑健性を高め,さらに無関連であることを積極的に主張するためのデータを提示する。これまで述べた血液型と性格の関連性を調べた研究では“関連性が見られない”ことが主張されてきた。その一方で,“無関連である”ことを示した研究は存在しない。
血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――より引用
日本人とアメリカ人のアンケートデータを元に『血液型の要因の平方和/全体平方和』を効果量として分析した結果、ほとんどの項目に差はなく、あったとしても無視できるレベルのようだ。差が出ているものも『子供の将来が気にかかる』や『ほかの人の生活水準を意識している』とのこと。そう考えると、よく血液型診断で出ている内容は研究の観点では全く関係ないのかもしれない。世間では血液型によって性格が違うと思っている人が多いと思うが、論文にも書かれているように人に言われて血液型の特徴を信じてしまっているところがあるのだろう。
まあ血液型診断はエンターテインメントとしては需要があるのでなくなることはないと思うけど。
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