- 2014-1-20
- 私の思考
「情けは人の為ならず」の使い方、大丈夫ですか?
「情けは人の為ならず」の意味
数年前から若者が間違えて使っているというニュースが良く取り上げられているので、意味を間違える人は減っていると思います。
×「情けを掛けても、人のためにならないからしてはならない」
○「情けを掛けると、巡り巡って自分に返ってくるから、情けを掛けるべきである」
大丈夫ですよね?今回の本題はこの意味に関することではなく、なぜ「人の為ならず」から「巡り巡って自分に返ってくる」になるのかが分からないので、考えてみました。説明できますか?
古語を解析してみる
文系ではないので、間違っていたら指摘してください。
Wikipedia(下記URL)によると、
「人の為(に)成る+ず(打消)」(他人のために成ることはない)
ではなく、
「人の為なり(古語:「だ・である」という「断定」の意)+ず(打消)」、すなわち「他人のためではない(→ 自分のためだ)」
ということだそうだ。「情け」というものは「その人のためになる+ではない」ではなく、「その人のためにやるものだ+ではない」ということらしい。
つまり、「その人のためにやるんじゃない」⇒じゃあ誰に?⇒自分に⇒「自分のためにやってる」ということなのだろう。
もっと現代語訳すれば「勘違いしないでよね。別にあんたのためにやってるんじゃないんだからね。私のためにやっているのよ」をデレ要素なしでガチで言っているという感じだろう。
…違う?
参考サイト:
情けは人の為ならず – Wikipedia
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