敗者の条件 ー書評ー

歴史から生き方を学ぶ一冊

書籍の紹介

書籍名:敗者の条件
著者:会田雄次さん

敗者の条件 (中公文庫)

知ったきっかけ

本書を知ったきっかけは、WBSの「スミスの本棚」。
棋士:佐藤康光氏が紹介した本である。

彼(佐藤氏)が『「敗者の目線」で、何がまずかったのか検証してゆくことで
負けるリスクを減らし、過ちを繰り返さないことにつながるのだ』
と答えたところで興味が湧いた。

彼の詳しい話は「スミスの本棚」をご覧ください。

http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/morimoto/2013/07/post149891.html

また、読者の興味を惹きつけるために「敗」ではなく「勝」をつけるのが
一般的だと思うが、そうしない疑問だけでも本書を手に取りたくなる気持ちになった。

私の稚拙な書評

実際に手に取って読んでみると、
内容は西洋のルネサンス期と日本の戦国時代における勝者と敗者の生き方について
著者の視点も含めて書かれている。

著者は西洋史の専門家であるが、日本史にも精通しており、
実際に戦争も体験しているそうで、
戦争に負けたからこそ分かる論理の展開がされていると思う。

平和な時代に生まれ、恵まれた生活を送ってきた私では気にも止めなかったことを
丁寧に分析している。

本書では戦国時代に勝者になれずとも、うまく生きながらえた人物も登場する。
生きること・生きる目的はなんなのかを改めて考えさせられた。

高校生時代にこのような本に出合っていたら、
もっと歴史に興味が湧いていたと思う。

私に歴史を教えてくれた人たちも
本書のように、その時代の人物の生き方を説明し、
年号や名前を暗記させるようなことは二の次にして欲しかった。
というより、その人物の生き様を知れば、自然と年代も分かってくるだろう。

私のように歴史に詳しくないエンジニアでも読みやすかった本書を
是非、一読してもらいたい。


敗者の条件 (中公文庫)

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