Windows版 Python 環境構築(インストール編)です。
Pythonを始めるために準備をしましょう。
※レンタルサーバやMacOSなどではPythonが標準でインストールされていることがある場合があります。コンソール(ターミナル)上で”python”と叩いてみてエラーにならなければ、このページは読み飛ばして問題ありません。
Python概要
まずは、Python本家を覗いてみましょう。
Python:http://www.python.jp/
ここにはPythonのダウンロードページやPythonに関するドキュメント、
Pythonの情報が掲載されています。
では、Pythonのダウンロードページを確認しましょう。
ダウンロードページ:http://www.python.jp/download/
2.x系と3.x系
ダウンロードページを見ると、Pythonには2.x系と3.x系のバージョンがあります。
(2013/8/13時点では2.xが2.7.5, 3.xが3.3.1)
同じ系統(2.5と2.6と2.7 や 3.1と3.2と3.3)は左程の違いはありませんが、
2.x系と3.x系では仕様がだいぶ異なってくるので注意してください。
2.x系と3.x系どっちがいいの?
このサイトではどちらにも対応するように書いていくつもりですが、
私個人の考えとしては2.x系でも今のところ不自由しないので、
資料の多い2.x系が良いんじゃないかなぁとは思います。
ちなみに、私も基本は2.6か2.7を使うので、
つい2.x系でしか動かないプログラムで説明しちゃうかもしれません。
2.x系と3.x系の詳細は別記事をご覧ください
2.x系と3.x系の違い
ダウンロード
ダウンロードページ:http://www.python.jp/download/
WindowsはWindows インストーラを32bit,64bitに注意して選択してください。
ダウンロードファイルはインストール後は不要になりますので、
分かりやすいフォルダ(もしくはデスクトップ)に配置して、
インストール後は破棄してしまいましょう。
インストール
msiファイルをダウンロードしたら、ダブルクリックで起動しましょう。
「Next」をクリック
保存先を決めて、「Next」をクリック
ここの変更は上級者向けです。
必要に迫られたら再インストールで設定した方が良いでしょう。
私も変更したことがないので気にする必要はないと思います。
「NEXT」を押すと、インストールが開始されます。
(Vista以降では「実行許可」を要求するダイアログが
表示されると思いますので「はい(YES)」を選択してください。)
インストールが完了しました。「Finish」をクリック
Python実行
さあ、インストールが完了しましたので、Pythonを実行してみましょう。
実行方法は2種類あります。
・GUIによる対話モード(1行ごとに実行)
・スクリプトファイルの実行(ファイルを実行)
GUIによる対話モード
GUIによる対話モードはPythonにプログラムを1行ごとに投げて
その結果をPythonが出力する対話形式のモードです。
開発する際はスクリプトファイルを作るのが一般的ですが、
ある命令が正しく動くか試したい時など簡易テストとして使うと便利です。
「IDLE(Python GUI)」もしくは「Python(command line)」を選択してください。
※「Python(command line)」はコマンドプロンプトで
「python」と叩くことと同じです。
因みに、コマンドプロンプトで「python」と叩いてエラーが出る場合は、パスが繋がっていません。
環境変数を設定するか、「C:\Python27\python」で実行してください。
Hello,World!を実行してみましょう。
print "Hello,World!"
Hello,World!が表示されたらインストールは成功です。
お疲れ様でした。
スクリプトファイルの実行
スクリプトファイル実行とはプログラムを全て書いてから、
ファイルの全ての行をまとめて実行する方法です。
Terapadやメモ帳などで”test.py”というファイルを作りましょう。
右クリックの”Edit with IDLE”(Python GUI)でもファイルの編集ができます
“test.py”ファイルに
print "Hello,World!"
と記述してみましょう。
このファイルをダブルクリックすれば、Pythonで実行されますが、
実行が終わるとコマンドプロンプトが勝手に消えてしまうので、
うまくいったか分かりません。
なので、コマンドプロンプトを立ち上げましょう。
Windowsメニューボタンの”プログラムとファイルの検索”というテキスト入力に
“cmd”と打ち込んでEnterを押しましょう。
今度はpython.exeあるフォルダに移動して、
“test.py”を実行しましょう。
以下のように打ち込んでみてください。
C:\Windows\system32> cd c:\Python27 c:\Python27> python test.py Hello,World!
※補足
IDLEでファイルを編集した場合は、IDLEから直接実行することもできます。
「Run」>「Run Module」もしくはF5キー
Hello,World!が表示されたらインストールは成功です。
お疲れ様でした。